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Sakura Science Beauty Inc.
クロモジの成分
「比叡山黒文字水」の成分分析を、誰もが知る薬用酒「養命酒」の製造販売などを行う医薬品製造会社で、「クロモジのど飴」でも知られる養命酒製造様にご協力いただきました。
今回の分析では、以下の特徴がレポートされました。
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他の地域のクロモジ同様、リナロールが主成分である。(リナロールには、鎮静効果や抗不安効果、抗菌効果などがあり、そのフレッシュな香りから、化粧品や香水など様々な用途で用いられている。)
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cis-3-ヘキセン-1-オールが検出された。この成分は、沸点が156.5℃と低く、通常の水蒸気蒸留では加熱により壊れる、あるいは逃げてしまう。独自の抽出方法により、回収率が高くなったと考えられる。 cis-3-ヘキセン-1-オールは、青葉アルコールとも呼ばれ、緑茶の香り成分としても知られる。植物の青々とした香りのもと。植物の生体防御やストレス緩和にも効果があるといわれる。
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α-テルピネオール、テルピネン-4-オールといった成分を検出。これらの成分は他の地域のクロモジには少なく、特徴的。 α-テルピネオールは、もともとは杉の葉の精油から発見。オレンジやティートゥリーなどにも含まれる精油成分。甘く優しい香り(ライラック様の香り)といわれる。
テルピネン-4-オールは、植物の持つグリーンな香りのもと。ティートゥリーというハーブの持つ強い抗菌力の源であり、抗菌活性に強く関与しているといわれる。
養命酒製造様は、長年にわたりクロモジ研究を続けており、『クロモジ研究会 』も運営されております。弊社、桜サイエンスビューティーも会員となっています。
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